プロジェクトチームの戦略的モチベーション管理 | マネージャー・ディレクターの重要ミッション
チームの成功へ導くモチベーションとは
スポーツの世界でよく使われるモチベーションは、一般的に「やる気、動機づけ、目標に向かって行動を進め・維持する過程や機能である」。
プロジェクトチームの成功するしないもこのモチベーションが重要なポイントにもなります。
モチベーションの種類
モチベーションには、内的なものと外(環境)的なものがあります。
内的なものは、好奇心や達成動機によって好きなこと・楽しいことは何時間でも納得するまでやりたいといった行動です。
外的なものは、仕事の期限や賞罰の義務・強制による行動です。
明確なゴールを共有してモチベーションを上げる
プロジェクトを設計するにはいくつかの段階があります。
事業戦略 ---> マーケティング戦略 ---> プロジェクト設計 ---> プロジェクトチームの編成 ---> プロジェクト概要のブレイクスルー作成 ---> プロジェクト開始をチームに伝達 ---> プロジェクト管理・モチベーション管理 ---> ゴールの設定 ---> コミュニケーションルール ---> ミーティング共有 ---> 経営戦略のヒアリング ---> プロモーション戦略のヒアリング ---> マーケティング戦略の設計(セグメント・強み・競合・製品・流通・価値) ---> ターゲット顧客リサーチ分析 ---> サンプルヒアリングテスト ---> ペルソナ作成 ---> 顧客行動の整理 ---> ブランドストーリーの設計 ---> 実施 ---> 改善提案 ---> ABテスト ---> 改善 ---> 事業目標達成
この中で自分の役割やweb制作チームのサイトリリース達成のような身の回りの達成にゴールを設定するのではなく、顧客の心を動かし事業の成功にゴールを設定しチーム全員で共有することで自然とモチベーションアップし達成感も大きくなります。
また、問題が起きた時も身近なゴールより大きな枠組みのゴールの方が、どの解決方法がゴールに向かう最適な方法かを決定する基準にもなりチーム統一をしやすくなるのです。
失敗から学ぶモチベーションを下げる要因
プロジェクトマネージャーは失敗からも多くのことを学び、次の成功へと結びつけていくことも大事です。 過去のモチベーションを下げてしまった失敗要因とは、
高すぎる目標要因 今でギリギリいっぱいなメンバーに目標を3倍にしてしまった
過小評価要因 結果が出ているのに期待ほど評価されなかった
心理的要因 チーム内でグチや陰口が出ていた
未成功体験要因 中間目標の未達成が続いてしまった
このような状況にならないために、マネージャーやディレクターはチームのためにどのようなことをするのが有効なのでしょうか。
コミュニケーションの量を増やす
ゴールに向かって作業することは大事ですが、それだけになっては良いスパイラルは生まれません。 プロジェクト設計にてコミュニケーションのルールに基づいて「毎週木曜日に全体ミーティングを行う」やわかりづらい疑問は直接会うかテレビ電話で話す」など具体的なルールにそって行い、それ以外にもリアルコミュニケーションとツールのコミュニケーションをじょうずに使ってコミュニケーションの質と量を増やし活発にしましょう。
まとめ
以上、主観的な意見になってしまいましたが、プロジェクトチームの運営においてマネージャーやディレクターのチームのモチベーション管理のお役に立てたらと思います。