ブランドコミュニティと消費コミュニティ
ビールが好きな人のコミュニティ・ヘアケア商品にこだわっている人のコミュニティのように特定の商品やジャンルのコミュニティがさまざま存在します。
近い言葉でsnsでのそのようなコミュニティのやりとりをマーケティングに生かすのがsnsマーケティングであります。
その手法とは別で、企業が商品やジャンルのコミュニティの場をつくり、消費者に参加してもらい、消費者同士が対話をし、企業がその様子を分析するのが特徴です。 以前までの市場調査では得られなかった本音や裏の意見も引き出せる効果があります。
コミュニティの熱量をあげるには同一化が大切です。
同一化を高めるには、コミュニティの安心信頼感、助け合いがあること。
コミュニティの人数の設定。
一部のファンだけが活動する排他的なコミュニティではダメになってしまうのです。
また消費者同士が意見を交え、商品を使用し始めたユーザーの疑問に長く商品を使用しているユーザーがアドバイスをするなど消費者同士が情報を教えあうことで問題が解決することもできるのです。 このような自発的な助け合いの行動は、コミュニティの活動を円滑にし活性化し良い効果が得られます。
また企業が積極的にユーザーに働きかけ、行動を起こしやすい仕掛け、声かけをすることも自発的行動を促す効果的な方法でもあります。
これから成長が鈍足化するインターネット広告市場
インターネット情報の信頼性低下を招いたのはクリック広告によるとにかくページビューを集める広告手法で、広告主もそこに大きな力を注いだ結果である。 検索結果も広告やSEO・プログラミングにより本来探している結果が出ず、機能していない検索結果となってしまった。
インターネット広告は新聞・TVなどいままでのメディアを侵食して市場をひろげてきたので伸びてきたのではなく侵食してきた。侵食する場所がなくなれば当然行き詰まることになる。
これまでの広告技術の配信最適化は「見せたい人に広告配信を見せ、求めることによって送客する」システムだった。いきすぎたターゲティングはユーザーの行動をスキャンされ監視されているかのような不快感を生み、そこに広告を見せられれば険悪感を生じさせる元となってしまう。
現在のインターネット広告は動機付けである。 商品のECサイトへ誘導するのではなく、それぞれの媒体で新しいコンテンツを用意し、ユーザーは視聴することによって商品コンセプトや作り手の思いを感じ取り、より印象に残り共感した商品を選んでもらおうといった広告である。 つまりブランディングが重要になっているのである。