警備会社のブランディング
警備の歴史
警備会社が日本に誕生したのはそんなに古くはなく、現在のセコム(日本警備保障)が1962年に誕生したのが初めてです。 それから2年後東京オリンピックで警備がなされ一般化していきました。 現在ではビルの警備や交通誘導など需要も高まり、警備員を常駐するビルや施設、IoTや高性能なセンサー技術も高くなり侵入者を検知する警備システム、現金や重要書類の輸送警備など業務内容は多岐にわたってます。
マーケット
市場規模は3兆3000億円を超え、労働者数も現場の警備員をいれなくて約3万人、警備員を含めると約54万人にもなります。
だが、その大半を業界トップ2のセコムとALSOKが占めています。
(警備業界ランキング)
1位 セコム
2位 ALSOK(総合警備保障)
3位 セントラル警備保障
警備会社の種類
警備会社は下記のそれぞれの得意分野で大きく分類されます。
1号警備 施設警備 ビルや駐車場、行楽地、住宅などの警備
機械警備 離れたところで監視する警備
2号警備 交通誘導警備 工事現場などの誘導警備
イベント警備 お祭りやイベントなどの警備
3号警備 貴重品警備 現金や貴重品などの運搬の警備
4号警備 身辺警備 よくいわれるボディーガードです
テクノロジーの進化
ピッキングや空き巣の犯罪が低年齢化やグループ犯行化して増加してホームセキュリティへの関心が高まっています。 セコムが有名ではありますが、近年高性能なセンサーとIoTを使って異常があれば警備員が駆けつけるサービスなどさまざまな工夫がされた防犯設備を他の警備会社やハウスメーカーなども参入しています。
必要な技術
警備員では以下の技術が必要とされます。
- 護身術 さすまたを使った「胴抑え」「足抑え」「袈裟抑え」など実践的な捕縛技術、また道具がない時の素手による護身術
- 防火方法 ビルや施設の警備員は防火管理に通じてなければなりません
- 応急処置 けが人や病人の万が一の場合の応急処置やAEDの使い方などの技術
またこれからは警備に最新機器が多く導入されますので、最新機器の取り扱い・操作の技術が必要とされてくるでしょう。
ボディガードには以下の技術が必要とされます。
- エスコート技術 徒歩移動での警備対象者の安全を確保する技術
- 特殊運転技術 車両移動での警備対象者の安全を確保する技術
- 電子機器技術 盗撮や盗聴の電子機器に関する知識とさらに発見する技術
- 爆発物技術 犯罪者が利用する爆発物に関する知識とさらに発見する技術
- 応急処置技術 万が一警備対象者が怪我をした時の応急処置を施す技術
警備の技術もさることながら、強い責任感や礼儀正しい行動など信頼されることが重要です。
ブランディングにおけるポイント
競合との差別化ができる
企業のブランディングによる差別化の営業は身の回りにたくさんあります。 例えば、おしゃれなパソコンが欲しい! と考えまっさきに思い浮かべたのはアップルのマックでしょう。 パソコンメーカーはたくさんありますが、ブランディングにより「おしゃれなパソコン=マック」がイメージとして定着してます。
警備・セキュリティーに関しても、「セキュリティー=セコム」というイメージが圧倒的なシェアとセコムのシールを見ると安心感というイメージにつながっています。
このように差別化をすすめて、顧客のロイヤリティにより長期的な売り上げが確保できるのがブランディングの成果です。
ブランド自体に価値ができると価格競争に巻き込まれない
スターバックスコーヒーをみなさん知っていると思いますが、そのスターバックスがテレビCMを出していないのを知っていますか?
若い世代の人とたちには「スターバックスでコーヒーを飲む」のはおしゃれ、というイメージが定着してます。
大衆コーヒー店としては決して安くないですが、ブランディングが確立しているので競合と価格競争にあわず多少高くても顧客は離れません。
知名度が上がり、企業の調達力も増す
ブランディングがうまくいくと、多くの人に認知されるので「あのテレビでみる会社」と新規参入がしやすくなります。 またブランドのメッセージ・イメージを理解した人材が志願してくるので、人材の確保もしやすくなります。
では、ブランド戦略を立てるのに必要なポイント
1、自社の強みを理解し、ターゲットユーザーを決める
自分たちの強みほど、自分たちでは気がつかないものです。 自社の強みはそもそも何なのか? 強いを理解することです。
企業が知らなかった消費者の声に目を向けるのにはソーシャルメディア分析も有効です。 リアルな声を集められます。 ライバル会社も含め市場調査をします。
自社の強みがわかったら、ターゲットユーザーを明確にしましょう。 ほんとうに狙うべきユーザー層を真剣に考えましょう。
2、ブランド・アイデンティティとポジショニング
自社の強みを生かし、ユーザーにブランドにたいしてどんなイメージをもって欲しいか、どんな価値をユーザーに提供したいかのブランドアイデンティティを決めます。
そして市場での自社のポジショニングをどの範囲にするか決めていきましょう。
3、最も効果的に訴求する方法を考える
ターゲットをしっかりと分析し、メディアを使用してターゲットに向けて広告活動をします。 ブランドアイデンティティの言葉を写真やイラストなどビジュアル化して、専門用語を一般化してわかりやすく伝えます。
最近ではメディアミックス戦略で複数のメディアを効果的に組み合わせることで効果を倍増して訴求していきます。
・TOP
中小企業のマーケティング(プロモーション) | 自社が選ばれるためのポイント
- 戦略をたててビジネスチャンスをみつけだす
- マーケティングは組織一体で進める
- マーケティング分析 ---> セグメンテーション ---> ターゲティング --->
- ポジショニング ---> マーケティングミックス
- マーケティング環境分析
- マーケティング戦略立案
戦略をたててビジネスチャンスをみつけだす
マーケティングは、企業としての方向性をしっかりと決めた企業全体の活動でなくてはなりません。 多くの人が関わる活動では、全員の意識や行動はブレやすくなります。そういう状況では組織が一体となっあ活動が困難となります。
マーケティングは組織一体で進める
マーケティングの組織は少人数の部署であることが多いですが、そもそもマーケティングは一人や一部が行うものではなく、組織全体で進めるものです。 マーケティングに関連するいろいろな部署が連携して行います。 なので工場や管理部、総務部などのバックオフィスの人々もマーケティング活動の一部なのです。
組織で活動するためには、マーケティング分析で現状を把握し、全体としての方向性や戦略が共有されてなくてはなりません。
マーケティング分析 ---> セグメンテーション ---> ターゲティング --->
ポジショニング ---> マーケティングミックス
マーケティング環境分析
マーケティング環境分析では、自社に関わるさまざまな環境を分析します。 企業は社会の中で活動し、お客様もいればライバル会社もいます。また法律や経済状況・社会問題によっても影響されます。 例えば子育てや働き方改革によって、それまでと違ったサービスや商品が生まれてきています。
こうした企業をめぐるさまざまな外部環境を把握し、そこから組織の活動の方向性を決めていきます。
マーケティング戦略立案
次にマーケティング戦略で誰にどんな価値を提供していくかを考えます。マーケティング戦略は、セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングの3つで進めていきます。
マーケティング環境分析の結果を活かして、誰にどんな価値を提供してビジネスを進めていくかを検討していきます。
セグメンテーション
ターゲットとするお客様を選ぶために、お客様のニーズをある程度のかたまりで分類する方法
ターゲティング
セグメントの中からターゲットを選択していく
ポジショニング
ターゲットに対して、どのような価値を提供していくかを検討していく